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今から115年前の明治にも、三陸沖で巨大地震が発生しています。岩手県では、最大の津波38.2mが観測されています。 この時の死者も2万人以上でした。(明治三陸地震)
これから115年後に発生した今回の3・11大地震は、明治三陸地震の震源・岩手県三陸沖から太平洋沿いに宮城県牡鹿半島沖へと震源が「南下しています」。 百年単位のペースで見ますと、次はやはり千葉県沖から東海沖に掛けての海底を震源とする大地震への警戒が必要です。 この前に、陸地地下を震源とする巨大余震に注意が必要だと思います。
しかし、恐れていては生活が出来ません。 日本の大地に生まれたということは、これは魂が選んだ宿命です。生きて動く御神体である日本列島に生まれたのですから、これは名誉なことです。地震があれば、今日も列島の大龍神様が元気だなと思いましょう。 逆に言いますと、地震が無い大地とは、精霊が不在の国だと私は思うのです。外国へ行きましても、日本ほど強い神気を感じる国へ行ったことがありません。
明治三陸地震の時、生き残った漁師の親子の話があります。 大家族の中で、父親と子供一人だけが助かりました。親子の会話、 子供:「もう漁師を止めて、海を離れようよ。」 父親:「それはできない。 魚という命を頂いて、お前も俺も生まれて来たし、生活ができたんだ。小さな命を取る者は、より大きな命(神)により取られても仕方がないんだ。 その代わりに生きる限り、魚にも海にも感謝をするんだ。それが多くの命をすでに獲って来た俺たちの宿命だ。今さら変えることはできない。人間が生きるとは、そういうことだと俺は思う。」
人間が生きるためには、知らないうちにも他の多くの生命を頂いています。 神様が仕組んだ大きな循環なのです。 ただし、そこには「頂きます」という感謝の思いと、出来るならば「他の命を取ることを避ける選択」が必須なのです。その思いが無い人間は、やはりより大きな命から見られています。 動く日本に生まれたならば、これも光栄な宿命です。 自分という頂いた命を守るために、出来る限りの防災意識の配慮を尽くせば、あとは「お任せ」で感謝をしながら生活を守ることが大切です。
今日の中部地方でも地磁気の高まりを感じています。 3・11大震災以来、微妙な大地のバランスが継続しています。この微妙な大地の雰囲気を観ていて思いますのは、やはり生きる大きな生命体である人間の脳波が影響していることです。 未来はまったくの白紙です。生きる人間の脳波が創造して行くからです。だから、大地を静かに鎮(しず)めることも可能なのです。
日本の神祭りとは、精霊である大地を「生かされている感謝の気持ちにより」静かに鎮めることが目的だとも感じます。 今日もこの言葉を胸に生きましょう。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
伊勢ー白山 道
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2011-07-14(Thu) 00:00 ニュース
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