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政府は6日、定期検査で停止している関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)について、地元から一定の同意を得ることを前提に、今年4月頃の再稼働を目指す方向で調整に入った。
複数の政府関係者が明らかにした。実現すれば、東日本大震災後初の原発再稼働となる。
大飯原発3号機は昨年3月、4号機は昨年7月にそれぞれ定期検査のため、運転を停止した。
昨年7月、当時の菅政権は東京電力福島第一原発の事故を受け、原発の再稼働を認める条件として、想定を上回る地震や津波が発生した場合の安全性を検証するストレステスト(耐性検査)を実施するよう電力事業者に義務づけた。その結果は経済産業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会に加え、国際原子力機関(IAEA)も評価することになった。
これを受け、関西電力は両機の再稼働に向け、昨年10~11月、ストレステストの1次評価の報告書を保安院に提出。保安院は今月8日にも評価を妥当とする審査報告書をまとめる見通しだ。IAEAも今年1月26日に大飯原発を視察し、同31日にはストレステストの結果の審査手法は妥当とする報告書の概要を保安院に提出した。
今月8日の審査報告書の後は、原子力安全委の評価を経て、首相と官房長官、経済産業相、原発相の関係3閣僚が両機の再稼働について協議し、最終判断する。
最終更新:2月7日(火)3時19分 大飯原発4月再稼働めざす、地元同意なら…政府もはや地元だけの問題じゃ‥
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2012-02-07(Tue) 23:59 ニュース
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