|
大阪、神戸、京都の3市は27日、関西電力に対し、脱原発依存や発送電分離を求める意見書を連名で提出した。「大規模集中型電源の脆弱(ぜいじゃく)性は明らか」と主張している。3市は関電株を保有しており、大阪市の橋下徹市長は株主提案権を行使する方針。意見書で3市の足並みをそろえ、提案権行使での連携につなげる狙いがある。
意見書は「再生可能エネルギーを中心とした小規模分散型電源の普及と地産地消のエネルギー社会の構築が必要」と指摘。天然ガスを利用した火力発電など、原発に依存しない供給体制の確立▽発電・送電部門の分離▽需給情報の開示▽料金低減や安定化に向けた経営方針の転換--の4項目について、3月15日までの回答を求めている。
この日は3市の担当部局の幹部が関電本店(大阪市北区)を訪れ、勝田達規(ひろのり)・関電総務室長に意見書を手渡した。
関電は「意見書の内容を踏まえ、適切に対応したい」としている。【茶谷亮】<関電>大阪、神戸、京都の3市 「脱原発」意見書を提出
スポンサーサイト
2012-03-19(Mon) 18:00 ニュース
| 編集 | ▲
|
|