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広域処理は、瓦礫の残量が減り、現在、近畿で瓦礫受け入れに手を挙げているのは、ついに大阪市だけになりました。 橋下市長が「東北のため!」を連呼し、やっきになって瓦礫を燃やす場所は、此花区にある舞洲工場です。大阪市は、6月末には、開催を決めてからたった一週間後に、周知徹底することなく、物々しい警備の中、ここで瓦礫受け入れの住民説明会を行いました。 「瓦礫が危ないというなら、大阪でレントゲンを禁止しなければいけなくなる。」「リコールするなら手続きを踏んでしてみてろ。」「鼻血が出ても(がれき焼却との)因果関係は証明できない。」「此花区には財政措置を。」と強弁する市長に、市民たちは狂気さえ感じました。
大阪湾に面し、淀川の河口域である此花区は、大小の工場がたちならび、かつては公害で苦しんだ町です。昔に比べればずっとよくなりましたが、今でも空気は汚れています。住民は、放射能について分からなくても、アスベストというと、ピンとくる人もいます。その一方、「今まで何でも受け入れてきたんや、大丈夫やろ。」という感覚でいる住民も多いのもこの土地ならではです。
7月20日には、大阪市の瓦礫予算が決まるかもしれません。広域処理の合理的理由がないまま、「住民の反対意見は聞いても基本的な方針は変えない。」という橋下市長は、今後、強引にことを進めてしまうのでしょうか? いつも家族連れでにぎわっているUSJから見えるド派手な煙突が、舞洲工場です。焼却灰が捨てられる北港処分地もすぐ近くの埋立地です。がれきの受け入れを市民からの全権委任と豪語する橋下市長に決めさせていいのでしょうか? 大阪市に限らず、近畿一円で、瓦礫を止めたいと思っている市民の方は、17,18日に、此花区の木下さんの講演会に集結してください。関西のがれき受け入れを止めたいです!!!!!木下黄太のブログ 「福島第一原発を考えます」
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2012-07-20(Fri) 12:00 ニュース
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