放射性同位元素を紛失したにもかかわらず、届け出なかったとして、滋賀県警甲賀署は20日、放射線障害防止法違反容疑で、大正薬品工業(滋賀県甲賀市)と第2種放射線取扱主任者免状を持つ担当者の男性(59)を書類送検した。同署によると、容疑を認めているという。
送検容疑は2011年7月ごろ、社内で保管していた金属製容器入りの放射性同位元素がなくなっていることに気付いたにもかかわらず、今年3月まで県警に届け出をしなかった疑い。
同署によると、放射性同位元素はニッケル63(放射能量370メガベクレル)。容器は密封されているため周辺への影響はないという。同社では、薬の原料の有効成分を調べるために使用していた。
大正薬品工業の話 紛失し、報告が遅れたことは大変申し訳ない。今後、同じことが二度とないよう管理を徹底していく。(2012/07/20-19:47)
大正薬品工業を書類送検=放射性物質を紛失-滋賀県警一方放射性物質をばら撒いた東電は‥
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