|
「ファッション」は時代を反映している。 20世紀の"全てにおいて過剰な時代"にはブランド服を買いそろえ、日々違う服を着こなすことがオシャレだった。 どこのブランドの~、誰と誰がコラボで~、○○限定の~など、服そのものよりも"パッケージ"を着る時代もあった。 時は過ぎ、世界中が不景気になると「ファストファッション」が世を席巻した。 安い、それなりのデザイン、酷い素材。 とくに価格とそれなりのデザインは、人々を惹きつけたのかもしれない。でも素材は酷い。 それに満足できない人たちは「スローファッション」を目指した。 良い素材、自分のライフスタイルに合ったデザイン、それなりの値段。
一年前、ジーンズを作りに一人で沖縄に行った。 自分のサイズを測り、全体のデザインを決め、パーツごとの生地・素材を選び、自分のライフスタイルに合った細かいデザインを決める。 ポケットは穴が開きやすいから生地を二重にしたり、革パッチは隠しポケットにしたり。 そして二度のサンプル(失敗?)を重ね、ついに一年越しにジーンズが完成した。
ジーンズ一本にかかったお金や労力、時間を考えると、これは「スローファッション」と呼んでもよいと思う。 作ってくれた國吉さんは「ありえないくらい待たせてすみません‥!」と言ってたが、全く気にしてない。 むしろこれからのこの"ジーンズとの長い付き合い"を思えば、一年なんて短いかもしれない。
今後は良い素材のTシャツを着るために、綿を自然農で育てるとこから始める「スーパースローファッション」時代が来るかもしれない。
なんてこと考えながら、種まきの時期を待つ最近。 まぁまぁのスローライフ。    <写真:ダブルボランチ>
スポンサーサイト
2016-02-21(Sun) 08:51 寝言
| 編集 | ▲
|
|